2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
しぼり作業はひとりでやっている。染め物と違って、たいていは一度でやり終わる量ではないことが多いので、もう少しいけるか・つかれたからやめるか・音楽をかけてもう少し続けてみるか・などの状況がある。そして孤独に耐えられなくなることがある。 今年の…
ここのところ、しぼり染めの布で色見本をつくりながら使えるものがほしくなってきて栞をつくり、そのまた残りの小さな端ぎれ、というか小さければ1センチ角程度の端材が出る。それをシールにしてみている。丸、楕円、四角、亀の甲羅のような六角形などの小さ…
先日から過去に染めた絞りの布を栞にしていた、その後日談。なかなか良い感じに出来たのでSNSで「欲しい方がいらっしゃったら、また作ります」と募集をしてみたら、ひとりの女性から「欲しいです」とメッセージをいただいた。きれいなものを愛する読書家のす…
昨日の続きです。私が初めて挑戦した草木染めの黒豆の皮の色素には、アントシアニンが含まれています。アントシアニンは、秋に葉っぱが紅葉するときにつくられる赤い色素でもあります。緑の葉にはクロロフィルという色素が含まれており、葉緑素が光合成をし…
2年ほど前のこと、植物の色を用いて染織作品を作る人の言葉を読んでいました。その本には"植物の命と、自分の命が合わさる" ということがないと、植物の色は染められない、とありました。 しかし玉ねぎの皮や茜の根、黒豆の種子、お茶の葉など、草木染めの染…
昨日、化学染料と草木染め(天然染料)の比較をしていこう!という日記を書きました。 まとまったブログ記事を書く前に、まず今日はふたつの対比キーワードを今思いつくだけ書いてみます。しぼり染め制作ノートでも同じことをやっているのですが、今、どう考…
私は絞り手になって絞りばかりするつもりが染色もやることにした人間なので、染色への憧れというものがもともとあまりなかった。それでも、染色家というものは草木染めの色の魅力を理解して草木染め一本で活動してゆくパターンが多く、私も1〜2年染めていく…
しぼりの布で栞を作っていてふと、化学染料染めの色と草木染めの色の違いについてひとつ新たなことを思い当たった。そりゃあ、色を見れば違うことは違うとわかるのだけど、現代の私や皆の生活の中で、このふたつの価値の違いをどう捉えたらいいかずっと考え…
縫い絞りを専門としてしぼり染めをしている。縫い絞りは縫う工程があるので手間がかかるからやる人が多くない。縫うからこそきれいな絞りができると私は思っているからやる。 絞り染めには色々な技法があるので、絞り染めイコール縫い絞りではない。縫い絞り…
最近、しぼり染めの色見本を作っているので、これまで作りためてきた試作のしぼり布に続々ハサミをいれている。たくさんあるので、箱にしまい込んでいた布で何か小さなものが作れないかと考えて布の栞を作ってみた。紙の表裏に布を貼って切り抜く。これまで…