2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

令和3年7月24日(土)

茜の染料を買って木綿や麻や絹を染めてみたら、どの布にもすごく染まりつきがいいので気に入った。ミョウバン媒染では明るい色相に染まるからかわいい赤になる。茜の染料は根なので何度か煮出すことが出来て、昔おばあちゃんにお茶を淹れさせられた時のこと…

令和3年7月23日(金)

3年前までは染め物に疎かった。草木染めに興味をもってから間もなく、天然染料の色素は木綿には染まりにくく絹に染まりやすいということを知って、不思議だった(※例外あり)。絹よりも圧倒的に木綿のほうが扱い慣れているから木綿に染めたかったのに、勝手…

令和3年7月22日(木)

絞り染めは、縫いとめたり縛ったりして布に圧力をかけるので染まるところと染まらないところの境界線が曖昧になり輪郭がぼやけグレーゾーンができる。京都の鹿の子絞りはごく小さな面積をつまみ糸できつく縛るからかなりはっきりした線が出るが、出来上がり…

令和3年7月21日(水)

平安時代は絞りの価値が低かったらしく、それを本で読んだ瞬間ちょっと悲しかった。しかし、清少納言は枕草子のなかで絞りの染め上がりが楽しみだという内容を書いている。どうも気になってしまって平安〜江戸時代の絞り染めを調べた。平安時代、絞り染めは…

令和3年7月20日(火)

興味のあることをみつけたらその歴史を調べると良い、ということを今更ながら実感しつつある。絞り染めが古代から今にいたるまでどのような変化をとげて来たのかを把握するには非常に大きな時の流れを見る必要がある。絞りの価値は上がったり下がったりして…

令和3年7月17日(土)

枕草子には絞り染めが登場する。「早く知りたいもの」について書かれた段である。ちょっとしたものを頼んで染めてもらい、仕上がってくるのを楽しみにして待っている様子。宮廷の女性たちで装いの感覚を張り合っていたようなことも、もしかするとあっただろ…

令和3年7月15日(木)

絞り染めについての本を書いたデザイナーを発見してから2年くらい、うれしくなっている。三越の広告やPR紙の表紙絵など大量の仕事をのこした杉浦非水(1876〜1965)のことである。同時代の竹久夢二作品ほど抒情的ではないが自然物の丹念な観察をもとにした美…

令和3年7月7日(水)

せんじつ藍の型染め展に6ヶ月を迎えた赤んぼうを抱いて行った。新作の浴衣の反物、弁慶縞の柄が目をひいた。弁慶縞とは大きなチェック(格子)柄のことだが少し見入ってふと、型染めでどうやって染めるのだろうと考えた。聞けば片方の向きの縞を防染糊をのせ…

令和3年7月4日(日)

いちばん長くて3か月近くかかる絞りをしたことがある。絞りをすること、それは姿の見えないことだ。白い布は糸であちこち圧力をかけられ絞りあげられ、長い時間をかけてツノまみれのような塊が出来上がる。完成の姿とは全く違う見た目のをいったん作り上げる…

令和3年7月2日(金)

絞り染めは伝統工芸というくくりで扱われることが多いが、伝統工芸という言葉のもつ力の及ぼす力が良くも悪くも大きいことには注意をしていたい。私も伝統工芸に近い世界で絞りを身につけたけれども、伝統工芸というなかまに入れられた瞬間から、その世界の…

令和3年7月1日(木)

ここは、避難所だ。SNS以外の場所で考えたり書いたりしたくなったら来る。考えれば書く。書くことでまた考える。インターネットなので閉じてはいないしコメントをつけることも可能だ(めったにつかない)。ある程度の分量の記事を書くのには時間がかかり、日…