2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

令和5年6月27日(火)美しいものとの出会い/辻が花作家・久保田一竹さんの場合

日本の絞り染めの歴史を理解する中で、辻が花は避けて通れそうにありません。でも辻が花は「幻の染め物」と言われていて、その布は謎に包まれているということです。 針と糸を使う「縫い絞り」による絞り染めを私もやっています。安土桃山時代のものとはだい…

記事カテゴリ分類の説明【NEW】

こんにちは。このブログの記事カテゴリーは現在6個です。個数減りました。 若干、構成を変更しました。絞り染めをしていくうちに布の素材について興味が広がってきたので、新しく「繊維と手入れ」というカテゴリを作りました。 それから、あまりうまく使え…

令和5年6月17日(土)辻が花とは何か?2023

辻が花には謎が多い。一応、現代の作品の実物を見たことはある。でも本当に美しい辻が花をいまだ目にしたことはなかった。だから辻が花の魅力というものもよくわからないままだ。3年ほど前に古本屋で見つけた、日光で色褪せた表紙の辻が花の染色の美術本には…

令和5年6月9日(金)絞りをどんな色に染めるか/春の花の低音

この頃、絞りを染める色をどんな感じで決めているのか?ということについて書いてみよう。 この辺もすっかり初夏に染まった。紫陽花の蕾が次々と開くのを子供を連れて歩きながら眺めている。今年の真冬頃、絞りをどんな色に染めるのか思いつこうとして、うっ…

令和5年6月3日(土)染色雑記。いま使っている染料は色落ちしにくい。タイパは無視。そして混色の調子がちょっとだけ出てきたかも

こんにちは。6月が来て、後ひと月経てばもう今年半分終わるんだなあと思って2023年のブログをぱあっと振り返ってきて、今日はちょっとラフに、まあ、ダラダラとした文を書いてみますのでどうか力を抜いてお読み下さい。 年始に藍染め師さんと染色のお話をし…