【2022年ありがとうございました】布をつかう、つかうことは、つくること

もうひと月もしないうち、今年の1年が終わります。皆さんにとってはどんな年でしたでしょうか?

今年の夏くらいから短い文章を月数回アップしていました。もともとは制作した感想をまとめる長文ブログでした。短い日記のような文章は「書くと元気になる」ということに気づきました。色々なことでヘトヘトになっていても、絞り染めについての考えをここに書いてみると元気が出ます。元気が出ると模様が浮かびます。新しい模様が浮かべば、また前向きに手を動かすことができます。そういうよい流れがあるので毎日少しずつでも作る時間をとる気になります。もちろん時間を全然取れない日もありますが、今はそんな時もあるさと思っています。

読んでくださる人が一人一人と増えてきてとてもうれしいです。ありがとうございます。そういえば今年の夏、これからもっとやっていきたい草木染めの布を栞にして、読者の方に買っていただきました。とても嬉しいことでした。それから、絞り染めの発信で知り合った友人へ2年ほど前に絞りのハンカチを贈ったのですが最近「ハンカチ使っているとすごく元気になるんだよ」とメッセージをもらいました。2年という期間も嬉しかった。

ちょっと早いかもしれませんが今年のブログのおわりのご挨拶にさせて頂きます。と言ってもまた気が向けば今年じゅうに書くかもしれませんが、それはそれでよいです 笑 

私がブログを書いて自分が嬉しかったッス!というお礼だけではなんなので、今年の布関連の発見をお伝えします。良い布は使うと良くなるということです。もちろん使っていると傷んだりもしますが、私が作った絞りの中で、麻のちょっとだけ高い素材をつかった小さめサイズハンカチがあります。5歳の子供の幼稚園にもっていかせています。いつも同じところで折るからか、そこだけ色が白っぽくなってしまいました。残念だなぁと最初は思っていましたが、何だかんだで洗い続けて使い続けているうちに、うまく言えないのですがそれもまたいいように感じられてきて、白っぽくはなったけれど使い始めの固かった麻が少しずつしなやかになってきて、折りたたみやすくなったのです。面白いものです。絞り染めしてハンカチが完成したと考えていたのですが、しばらく使って「こどものハンカチ」として完成したのかもしれません。ものを使うことは単に消費することではないのだ、と思いました。

そんな大事なもののお話が皆さんの生活にもきっとあるのだろうなと思いました。そういうことを教えてもらう来年になればいいなと思っています。

2022年もありがとうございました!どうぞ良い年末をお過ごしください。

来年はブログを少しだけ使いやすくしたいと思います。来年もよろしくお願いします。