令和5年3月16日(木)布を知りたくて、糸を解した話【前半】

繊維の性質によってそれぞれ合う染料が違うし、布の種類によってしぼりの染まり具合も変わってくるんだな〜!と、ちょうど4年間染めてみて、実感しています。

染色の基本的な知識が全くないところからのスタートから、ようやく繊維の勉強が必要だと思い至りました。繊維は誰もが必要なもので、いつも身近にあるものなのに改めて勉強ってどうすればいいのか?ウィキペディアや専門書を読むだけではいまいちピンときません。実際にやってみて経験しないと、ちゃんと理解ができないと感じます。

私は作るのが好きなので、絹、木綿、麻などそれぞれの糸を紡いで白い生地を織ろうかと考えました。それがいちばんわかるだろうと。しかし、生活と絞り染めをする時間がなくなるので却下しました。

じゃあ今できることはなんだろうと考えながら、絹と木綿をそれぞれ絞りながら目が泳ぎ、布をカットした端の、糸が出ている部分に目線が漂着しました。布の糸を解してみれば布のことがちょっと、わかるんじゃないか。そう思いつきました。続きは次回。