令和4年11月17日(木)化学知識の必要性とかをつれづれに

化学染料は合成染料とも呼ばれ、2つはほぼ同じ意味です。ほぼという留保をつけたのは自分の知識に自信がないのと「じゃあ何で2つの名前があるんだろう」という疑問からとです。

藍染めをはじめとする天然染料(草木染め)に対して、人工的に作られた染料は化学染料という呼ばれかたが一般的です。合成染料という言葉はどちらかというと染色をやっている専門家などが使っている印象です。合成〇〇という言葉ですぐに浮かぶのは洗剤で、染め物を洗濯すると少しずつ色落ちすることから洗剤にも関心をもつようになっているんですが、合成洗剤の反対は天然洗剤とは言わずに「石鹸」です。

化学物質とは身体に悪いもの、のようなイメージを持ちがちなのは不思議です。化学物質とは簡単にいえば混じりっ気のない物質ということで、自然物を人工的に選り分けたものと、自然に存在しない物質を化学反応によって人工的に作り出したものの2種類、って認識で間違っていないでしょうか。大丈夫?

そもそも自然界に存在しないものや、自然界に存在していたとしても人為的にバランスを大きく変えた物質は、人体になんらかのアレルギー反応を起こす可能性が高いってことだと思いますが、それが濃度によっては明らかに危険だったり、安全に使えたりと色んな場合があって、その基準は時代とともに変わるから、昔は認可されていた合成染料が今は禁止されていたりするんでしょうね。

染色は化学の知識が必要と言われていますが、なんでもよいから色を染めるだけなら染め方の手順を教われば出来ます。機能面や美しさの面で「もっとこういう染め色がほしい」と思うようになると化学の知識が必要みたいです。どうも今私はその地点に立ったところのようです。

そういえば高校の担任は化学の教師で、美術に興味がなかったのでソリが合いませんでした。苦手だと思っていた化学の本を少しずつ読んでいこうと思います。必要に応じ、ですかね。