令和4年9月7日(水)クシャクシャになった手ぬぐい

3年ほど前に作った細かい模様のしぼり染め手ぬぐいを自分で使っている。色はブルーグリーンなので初夏から夏の終わりにかけて外出するときに持っていった。これは色落ちのほとんどしない「スレン」という化学染料で染めたもので、同じ染め色のハンカチを幼稚園に通う息子が使っている。しじゅう洗濯機にかけ続けてもう2年が経つけれど、まだ色は変わらない。

8月、その手ぬぐいを持って川遊びに出かけた。子供のひとりが疲れて昼寝をしかけたので、いちど車に戻った。とても暑くて汗をかいて、たまらず冷房を効かせたとき、小さい身体が冷えすぎないように使っていた手ぬぐいをかけてやった。川では日焼け防止に首にかけていて、いちど濡れてすぐに乾き、結んだりして、もうクシャクシャになっていた。私もヘトヘトになって座り息をついた。1歳の子の眠る身体にかかった手ぬぐいの色と模様をふと見ると夏の光があたり、しぼりの白と地の青色がきれいだと思った。

自分の作ったものはなかなか引いて見ることは難しいけれど、作ってから時間がたったり、大事にしまっておくのではなく気楽に使うことができたときなど、きれいにみえる。うれしかった。