令和4年9月2日(金)縞模様と水玉(ドット)模様 ※追記あり

縞模様と水玉模様を絞りの技法で初めてやってみたとき、どちらも元の模様のイメージとはだいぶ違うものになって面白かった。まっすぐな線も絞りの連続になり、水玉模様のひとつひとつは鹿の子絞りでつくった。

縞模様は、その模様のもつ特徴、歴史的に広まる過程などについて論じられることが多く、水玉模様についてはあまり語られていないのを不思議に思う。日本で、縞模様には多様な名前をつけているが水玉模様にはあまり名前がついていない。江戸時代に縞模様の着物はあったが、水玉模様の着物というのはあまり聞かない(今はある)。手ぬぐいなどの模様で豆絞りはあったが、あれを水玉とは認識していなくて、水玉模様は縞模様に比べると新しいということなのか。

どちらの模様も、現在に至るまで服の模様としてよく使われているから興味深い。

 

 

※上記内容誤りのため追記

「江戸時代に水玉模様の着物がなかった」というのは正確ではなく、薩摩の島津藩の模様で「あられ模様」というドット模様が武士の裃の生地などに使われていたようです。大河ドラマで衣装が再現されたりもしていたそうですが知りませんでした。水玉状のドットが大きいのや小さいのが入り混じった、動きのある模様だったようです。

現代ではどちらかというと女性用の服に多くみられる水玉模様ですが、男性用の裃に使われていたというのが意外な感じがしました。

誤った認識をしていた原因として、水玉模様という検索ワードが歴史を調べるのに不適当だったようです。日本のドット模様の歴史に関しては「あられ模様」についてを今後調べることにします。

当記事はしばらく、記録のために消去せず残します。

(9月3日に追記)