令和4年8月24日(水)色見本を作ってみて、思ったこと

こんにちは。しぼり染めの色見本を作ったのでそれを時々眺めています。そのなかで感じたことを書いてみましょう。まず、小さくカットすると色が変わってみえます。素材になった大きな布よりも、光を反射する面積がぐっと減るからかもしれませんが詳しくはわかりません。小さくなった布を、切る前の布の上に戻すとそれらは当たり前ですが同じ色です。

色見本をつくる意味とは、なんでしょう。私のはしぼり染めの色見本なので、色だけでなく柄もあります。インテリアの壁紙の見本帳のようなものを想像してもらえると、あんがい近いかも知れません。色味の傾向は違いますが。

色見本を作ってよかったと思うのは、自分が出せた色模様のストックと比較をしつつこれまでの試作を整理できたことだと思っています。染め色への、感情的だったり固定観念にとらわれたりする自分の、癖のついた見方を一旦排除し、同じサイズに切って一覧する。そうすると幾分冷静に布の色を見比べることができるような気がします。「幾分」だの「気がします」だのって…そんな曖昧なことでいいのだろうか!と、色見本を作ってみた自分の感想にびっくりもしますが、その場の光によって見え方が変わったり、気分によってきつく見えたりもしますから、色は曖昧なところがどうしてもあるものだと思います。

色についてはまた度々、書きたいと思います。色は不思議です。よかったらまた読んでください。