令和5年2月27日(月)なぜブログを書くのか

誰かに手紙を書くようにブログを書いている。SNSでは不特定多数に向けて書く意識がどうしても強くなるのだけど、それは何故なのかと考えた。SNSは相互的なのでリツイート、リプライなどをされる可能性がある。もともと人はやり取りがしたい生き物なので、自分の仕事や生活や経験を人に話す。他人のそれを受け取り、感想を伝える。人とやり取りし、再び自分のことを考える。

なぜブログを書くのかというと、人とのやり取りがSNSのように透明な箱のなかで行われるようになったからだ。自分が何を発言するかというのを、文字数から、言い回しから何から社会の影響を強く受けるために、自分が何をするべきかわかりにくくなってしまうからだ。すぐに周りに影響されすぎる性質で、自分に集中しづらくなってしまうので、絞り染めを始めてまだ5年しか経っておらず、あらゆることがフワフワしており、試作と失敗を繰り返すので、私はこうしたいということや、私はこういうことを学ぶということをブログで書き、可視化して初めて落ち着いて考えられている。わかりにくくなってきた感じがするので頑張ってもう少しシンプルに書くと、「自分のやろうとしていることなんて下らない」と自分で自分を捨てないためだ。放っておくと自分の作ったものを、それだけでなく作ろうとしているものを自分で評価し始める。自分への評価はだいたい低くなりがちなので、評価する前に可視化したほうが気が楽になる。気が楽だということは大事であるから、ブログを書く。

私自身と関わらずとも、そっと遠くから好きなように読めるということもブログの魅力だと思うし、逆にほんとうにどうしても絶対に伝えたいことは手紙に書くのがいい気がする。

こんなことは読んでも多分あまり面白くないと思うのだけど、絞り染めのことをなぜブログで書くのか、一見絞り染めに関係がないようなことも絞り染めに関係させてブログの話題として書くのか、ということを今日は書いた。