令和4年6月20日(月)津田青楓が知りたい

津田青楓(つだせいふう)展が渋谷区の松濤美術館で始まった。これは図案の展示で、明治時代に津田氏は図案集を精力的に発表していたらしい。かなりおおざっぱな認識だが、江戸時代までに日本国内で受け継がれてきた美意識が明治時代に図案やデザインの形をとって海外にも発信された……ってことなのかな、と染織及び工芸の歴史を勉強しつつ思う。絞り染めの図案を考えるうえで、明治、大正時代の図案家の濃厚な仕事がいつも気になる。凝縮していると感じる。津田青楓の名前は初めて聞いたのだけど、今回展示チラシの「青もみじ」という津田氏の図案に惹かれて書いている。可能ならば観にいきたいなと思っている。