令和3年8月22日(日)

前回からの続き。絞りを初めて最初に幾何学模様をひたすら絞ったことから幾何学についての勉強を1ミリずつしている。幾何学の本に紹介されている図形には美しいものが随分ある。数学的な法則に従って平面をに埋め尽くされる模様は、雪の結晶や、指輪の石がカットされ光を放つ感じを思い出させる。このあたりは冬の気温が低くて雪の結晶が肉眼で観察できるし、そういえば雪の結晶の形を研究した中谷宇吉郎(なかや うきちろう、1900〜1962)という人の美しいスケッチの数々も調べた。気温によって様々な形に変わ雪の結晶の、明らかな規則性にもとづく美しさ。そういうものに私は初めて趣を感じたかもしれない。ある時、幾何学の研究で発見された有名な図形を絞りにしてみる試みを思いついた。絞りの古作の一部を模倣して絞るということはしてみていたが、もう1つの良い刺激になりそうだ。幾何学の話題は、もう1回だけ次の日に続く。