令和3年8月15日(日)

四年前、絞りを習い初めた当初は何をしていたか。幾何学模様の連続パターンを渡され、それをひたすら絞り続けた。三角や円などの図形を組み合わせたり削ったりした形を何百も。布をびっしり埋め尽くす模様を見つめながら縫い、絞り続けた。三年前からは絞りのデザインも始めて、ふと「幾何学模様とは一体?」と思った。ファッションやインテリアに多用され、誰もが知る模様だけれども「幾何学」という学問が名前についているのがよくよく考えてみれば面白かったし、複数の種類の模様の総称である。幾何学というもの自体が気になってきて『幾何学の起源』という本を読んでみた。理数系を苦手としてきた私には内容を理解するのが難しかったので結局読みたいところだけ読めたに過ぎなかったが、古代エジプトで土地を測量するのに始まった学問だったことだけはわかった。土地をきちんと間違いなく分配するためだ。続きは後日。