令和3年6月22日(火)

染め物はキッチンで気軽に始められる。身近な野菜の皮、豆、麦茶の出し殻などで染まるし菜箸、鍋、ボウルも染め色に影響がある鉄や銅を避ければ料理用のものでじゅうぶん(ステンレスが使いやすい)。媒染剤は漬物用のミョウバンで。キッチンの機能を拡張して料理だけでなく染め物もしてみるのはなかなか面白い試みだ。身近な野菜などは準備は手軽だが黄茶や茶色やグレーなどの渋い色味は染め色の見極めが難しいところもある。何となく染料店で茜をもとめて煮出して染めたらものすごかった。すごく染まる。少しの染料でたくさんの染め液が煮出せる。鮮やかで、しかも深みもある赤やピンクが出た。茜は根部分が染料なので初めにお湯で染料の土汚れを落とすとか、先に煮出した液は木綿に染めるほうがいいとかコツがあるが山崎和樹さんの著書『草木染』を参考にした。古代から衣類の染料として使われてきた色のパワーはやはりすごい。少しコツを掴んだらネット通販でも100グラムくらいから買えるので購入してみると楽しい。