令和3年6月19日(土)

天然染料と化学染料、どちらも染めている。今回は天然の染色は地球環境に優しいのかどうか、ということについて他人は置いておいて自分の染色の場合で考えてみたい。水はごく一般の上下水道システム、火はプロパンガスを利用している。「田舎で畑をもち、煮出した草や切った木の灰は土に返し、排水は小川に流す」ということも今のところしていない。使っている化学染料はガスを少ししか使わない。天然染料は何度も煮出して色をつくるため化学染料のほうが水も少なくてすむ。染めたあとの化学染料の排水は下水道に悪影響のないことをメーカーが研究してくれている。天然染料を煮出したものだって排水してそんなに問題ないだろうけれど、まさかそれで水がきれいになるわけでもない。汚れた体をボディーソープで洗ったり、料理した鍋を洗ったり、カップ麺の汁を流していることとだいたい同じだと考える。私がここで生きて生活し天然の染色をすることで地球環境は良くなったりしていないのだと、当たり前だけど覚えておきたい。