令和5年2月20日(月)自分の手で染めたいと思うようになった

早いもので、もう2月も終わりに近づいてきています。今日は自分の変化について書きます。年が明けてすぐに、近くの藍染め師の人とじっくり話す機会がありました。といっても相手は新しい藍瓶の仕込み中で、藍染めの材料であるスクモを灰汁と混ぜたものをひたすら踏んでいたのですが。スクモのポテンシャルを最大限に活かすために6時間も踏むそうです。瓶が深いお風呂のような形なので、大量だから足で踏むけれど、あれが料理ならばすり鉢でするみたいなことでしょうか。スクモの組織が潰れたりするのかなあ。

その日は、染めることについて、藍染め師さんに向けて自分が思ったよりも熱く語っていたのです。その日は藍の仕込みの音声を十分おきに録音していたので、十分間ずつ休憩を挟んでのお話でした。沈黙なく十分間びっちりと一生懸命話す自分がいて、そんなに一生懸命話すんだ!とちょっと感心をしました。

私は4年前、絞り手の修行をしていたので染める人は他にいたのですが、ある時から染めることも自分でするようになりました。絞りは習ったので何とかついていけましたが、染色はなかなか難しくて、うまく行かなかったりすると「誰か、かわりに染めてくれたらいいのになぁ」と思いながらやっていたところがあります。

今年になってみて気づいたら、染めることが以前よりもずっと、自分ごとになっていたのです。もっとやってみたいと思っているのです。まだまだ自分の色というものはよくわかりませんが、染めるのが楽しくなってきたことは確かです。楽しいと継続しやすいので良いことだと思っています。皆さんも楽しいことをしましょうね!