令和4年5月20日(金)浸し染めと煮染めの違い

不真面目な話かもしれないけれど、私は染めることに対する執着や探求がたりない。その理由ははっきりしているのだけど今日は書けない。とにかく染めることよりも布を絞って独特な形にしていく段階が愉しさや興奮のピークで、いいのか悪いのか染めるときは既に力が抜けている。

化学染料には説明書があるが、草木染めにはそれがなくて、様々なやり方があるから先人のやり方を参考にするのだけど全ては書いていない。絞り染めは基本、大量の染液に入れて染める「浸し染め」で染める。染液を加熱しながら染めるほうがよく染まるようなのでそうしていたところ、染まりやすい織りの布はいいのだが、目の詰まった布で茜染めをしようとするとおかしなムラができてしまい、どうもよくないと感じていた。さっき山崎和樹さんの本をよく見ると煮染めと浸し染めが別項目になっていた。浸し染めと煮染めは別ものだったのか。煮染めは火で煮ながら染めること、浸し染めは染液を煮出したらある程度温度を下げた状態で染めることだと理解した。次回は浸し染めでやってみます。