2018年6月
初めての染色に挑戦しました。
その1年ほど前から絞りのやりかたを習っていたので、絞った布を自分でも染めてみたいと考えたのです。
手芸屋などで染め粉を買って来れば染め物はできるだろうと思ったけれど、絞りを習った着物屋さんは植物の色を使った草木染めで染めていました。
なので私も自然の植物で染めてみたいと思い、染める素材に黒豆を選びました。
黒豆を選んだのは、草木染で紫色を、しかも身近な材料で出せないか?と考えたから。黒豆を水につけると赤っぽい紫のような汁になるイメージがあり、紫なら濃く染まれば絞り模様がはっきり出やすいのではとも考えたような気がします。
ただ、染め物自体全くしたことがないから何をどうやっていいのか皆目わからず、とりあえずネットで調べてみると黒豆で染色はできるらしくて、それならばやってみることにしました。
ネットだけでは情報が少なく不安だったので草木染めの基本方法がわかる本を図書館で何冊か借りて来て急いで読みました。
そうすると、
- 染料(植物)は水で煮出して染液を作る
- 染液と布を鍋で煮ながら染める
- 媒染をする。染料で染めたあと違う液体に浸けて色を鮮やかに、なおかつ布に色定着させやすくする
という草木染共通の手順が見えてきました。
(材料にする植物によって細かいやり方は変わったりするようです)
そして産直に行き、染色の材料とするために、隣町あたりで作られた黒豆を買って来ました。
黒豆を煮出して作った染液。左の手前のは先、奥が後。数回煮出したので色が違います。
※この時の染色で参考にした本
図書館の棚で選んだ初心者でもとっつきやすかった以下2冊の本です。
「草木で染める」林泣童 著(農文協)
初心者にも分かりやすい書き方で、なかなか本格的な草木染めのやり方が解る本です。
「キッチンでできる草木染め―身近な素材でわかりやすい染め方」 (レディブティックシリーズ)母袋信恵 著
キッチンにある野菜など身近な材料で草木染ができる本です。初心者にもやり易いものが多く載ってました。昔の本なのでちょっと古い感じですが、細かい手順が親切。
まとめ
- 草木染に興味があった
- 茶、ベージュ系ではなく紫色が出したかったので黒豆染めをしようと思った
- 草木染は染料を煮出した染め液と媒染剤による発色および色止めが必要
- 普通の図書館で草木染の本は数冊見つかる